建設業界からの脱出 #4
HDD不調のため、新しいHDDに再インストール中の筆者です。
デスクトップPCアプリインストール中の傍ら、ノートPCでブログを書いております。
(アプリインストール中はただ待っているだけなので・・・・・)
さて、今回「建設業界からの脱出」の4回目を書かせていただきます。
最近私の周辺で転職や独立して起業したいという思いの方が増えているようです。
独立、起業と言えば聞こえは良いですが、現実には大いなる試練と壁が待ち受けています。
22年前独立起業した者として、その試練や葛藤について書きたいと思います。
躊躇されているあなたのお気持ちの参考になれば幸いです。
独立してすぐ理想としていた希望や夢がすぐに見えてくるほど、人生やはりそんなに甘くはありません。
苦労と楽しさのバランスは常に不均衡です。
サラリーマン時代はどんなに苦しい日々を送っていても、次の休日を楽しみに励んでいたものです。
たとえそれが月一回、いや場合によっては年数回の休みであったとしてもその日が大変待ち遠しかったのを覚えています。
何故その苦しさに耐えられたかを今、冷静に考えて見るとそれは毎月一回定期的にやってくる給料日があったからです。
給料日が定期的にあるのはサラリーマンの権利です。逆に経営者の立場からすると辛く重要な義務となります。
独立して真っ先に直面するのが給与(収入)の問題です。独立後は自分が自分に対して給与を支払わなければなりません。
当面は貯金や退職金(あるかどうかわかりませんが)で何とかなるかもしれません。
それと現在会社の役員になっている方は雇用保険が適用されません。
従って一般の社員であった方と違い当面の生活資金も期待できないかと思います。
まぁ独立する人がそれをアテにしているようでは先行きが不安ですが・・・・。
毎日朝から夜遅くまで営業活動をし、何の成果もあげられなかった時はついつい落ち込んでしまいます。そんな事は独立前に想定していましたが、現実になるとやはり精神的に滅入ってしまうものです。
夜、床についてもなかなか寝る事ができません。
温泉やサウナ、岩盤浴でもかいたことのない種類の汗がでます。
月日の流れがサラリーマン時代の数倍の速さに感じられます。
そして私はダウン・・・・
ストレス性の病でした。そしてその後1ヶ月の入院療養生活。
でもこんな時最大の理解者であったのは妻であり、頑張らねばと奮起させたものは家族でした。
男として家族を養えない程不甲斐ないものはありません。
独立の際、心の中で思い描いていた夢に向かってばく進しなければなりません。
さて、ここで私から本音のアドバイスです。
本当に独立するおつもりがあれば、それなりの事前準備と根回しが必要です。
つまり、現状逃避型で闇雲に会社を辞めて独立しても、今書いたように収入の道は大変険しいものがあります。
直接的に現在お勤めの会社に迷惑をかけない範囲で、独立に必要な事前準備を周到にする必要があります。
生々しい話しですが、その準備があるのとないのとではスタートラインが違います。
正直一番頼りになるのは自分自身であるということを肝に命じて下さい。
さらに生々しい話しをすると、独立すると周りの人間関係にも変化が起きます。
静かに去っていく者、疎遠になる者・・・・
しかし悲観的なことばかりではありません。逆に自分を応援してくれる協力者出現の可能性もあります。
そして会社勤め時代とは違った人間関係の中、新しい人生が始まります。
つらい話しばかりでは夢がありませんので、次回は独立ならではの喜び、面白さについても書いてみたいと思います。
それでは。
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