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2007年9月29日 (土)

国民体育大会

本日から第62回国民体育大会「秋田わかすぎ国体」本大会が開催されます。


国民体育大会と言いながらも、関係者以外の方にとっては縁遠い存在かもしれません。
でも皆さんの中には国体の選手として参加された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は私も18年前参加しました。

といっても選手としてではありません。大会関係者といった方が良いかもしれません。

18年前の1989年、ちょうど元号が平成に変わった年、第44回国民体育大会「はまなす国体」が北海道で行われました。


私が独立起業した4年目のことです。


実はこの国体、開始直前になりある問題が急浮上してきました。そしてその問題点解決にあたり、現在も我が社が引き続き関与しているあるシステムが役に立ちました。

    

その当時の国体では開催地の特徴をいろいろな形で表現したりそれを形に表したりしていました。

はまなす国体ではその代表的な物として、入賞者に授与される賞状にありました。
なんと賞状が紙ではなく道産材(エゾ松を薄く張り合わせたもの)を使用して作製されていました。


ここまでは良かったのですが・・・・・


通常、賞状にはを用いて記載します。

ある日出来上がった賞状に試験筆耕したところ、その墨が書状上を散り文字が滲んだのです。その後表面を特殊処理する事により軽減を図る事ができたのですが、墨が完全に乾燥するまでかなりの時間を要したのです。


当時、競技終了後10~15分後に表彰式を行っていました。

入賞は1位から8位迄で、入賞された方に賞状が授与されます。

単純に考えると各競技ごとに8枚の賞状かというと、そうではありません。個人競技の場合はそうですが、団体競技の場合は人数分の発行が必要です。


ここで新たな問題点が浮上しました。

賞状を書いていただく筆耕者(毛筆で書いていただく方)が足りないという事です。

当時も毛筆筆耕者の確保が大変でした。それと、何とか集められたとしても、墨が表彰式まで完全に乾きません。


大会関係者の間で、書状を後刻入賞者に渡す方法も検討されていました。しかし、できれば表彰式で全員に渡してあげたいというのが大会関係者の願いでした。



ここで急浮上したのが、パソコンやプリンタ等のIT機器利用で解決できないかという点です。

実は私が起業時お世話になったコンピュータゲーム会社とは「ハドソン」です。

ハドソンといえコンピュータゲームの専門会社と思われている方が多いかもしれませんが、実は当時ビジネスソフト部門もあったのです。

我が社はこの部門でお付き合いをさせていただいていたのです。



さて国体の賞状の話ですが、当時ハドソンではのし紙印刷ソフトを開発し販売していました。Windows時代での今でこそ、毛筆フォントは当たり前ですが、当時はMS-DOSの時代です。CPU能力も低く、当時主流のハードディスク容量が10MBとか20MBとかの時代です。
(※容量の単位に注目・・・GBではありませんのでご注意下さい)

当時のHDD広告で、20MBのHDDが「10万円を切って発売!」が話題になるような時代でした。

当然HDD内に毛筆フォントが収まらなかった事と、HDD読み込みでは印字処理等が実用にならないためCバス対応ROM化されました。


往事のPCを知っている方なら”Cバス”という言葉を聞き懐かしく思われたかもしれません。



さてさて、こののし印刷システムに札幌市国体事務局から白羽の矢がたちました。
このシステムを応用し賞状が印刷できれば今までの問題点が一挙に解決されます。


「よ~っし!これでいけるぞ」

と関係者は安堵しました。



が、新たな問題発生!!

・・・・・


でも我々は負けません。

ここで
「はまなす国体賞状印刷プロジェクトチーム」が結成されました。

あとはチャレンジあるのみです。



この続きは次回へ。

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