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2008年5月31日 (土)

「建ブロ会in中国2008」 旅計画 #8 「黒川温泉」

黒川温泉じゃらん調査による温泉地満足度ランキング日本一の温泉地です。

その結果がじゃらん北海道08年2月号に掲載され、私も購入しじっくりと読ませていただきました。
※詳細はこちらの記事をご参照下さい。

私は疑い深い人間なので、正直自分の目で確かめて見るまで、雑誌の情報は信用しないことにしています。


決してじゃらんを疑っている訳ではありません。
一部旅行情報誌において現実とかけ離れた評価がなされ読者の方に誤解を与える場合も少なくありません。
※私は今回の旅計画で5ヶ所の宿をじゃらんネットで予約しています。目的に合った宿探しがとても簡単に実施できました。


黒川温泉の場合、特定の雑誌に取り上げられた訳でもなく、多くのマスコミ媒体で紹介され、そのどれを見ても満足度が高く評価され、遠く北海道に住んでいる私も十分感じ取ることができます。


しかしテレビや雑誌の情報で感じることのできないものにその場の空気雰囲気があります。

これって観光地においては極めて重要な要素なのです。




テレビは放送上の都合があるので限られた放映時間に合わせ編集されるため、温泉地の隅々や道を散策する一般来訪者が感じてる風情や趣の全てを伝え切れません。

当然その土地の一番良い部分のみが放送される事になります。
番組制作上これは致し方ないことです。


私が言うその場の空気雰囲気とは実際あまり放送されることもなく、実際訪れてみないと感じ取れないものを指します。


もう一度この地を訪ねてみたいか否かはこの要素が大きく関わってきます。


もし温泉街のどこか一軒の宿もしくはお土産店、レストランの雰囲気が悪かったと感じてしまうと、そのイメージは温泉街全体のものに感じてしまいます。


黒川温泉が人気となった最大の理由は温泉街全体で、訪れる観光客の対応について共通したプロ意識を持っている点ではと私は思っています。


黒川温泉のHPにもそれが見え隠れしていますし、宿泊宿以外の露天風呂を割安で楽しめる「入湯手形」の発想もまさにそこから生まれたものと思います。


黒川温泉では、各旅館の露天風呂を1回500円で利用可能です。
「入湯手形」は1枚1200円で、黒川温泉の旅館3ヶ所の露天風呂を楽しむ事ができるものです。
3ヶ所入浴する場合は300円お得になります。
※利用時間 午前8時30分~午後9時 




「入湯手形」は単に露天風呂をリーズナブルに利用できるだけではなく、大きな副次的効果を生みました。


1.「入湯手形」は日帰り利用の方も利用できるため、多くの来訪者に来ていただけるようになった。


2.「入湯手形」は宿泊した宿以外の露天風呂や宿の雰囲気を感じていただけるので、もう一度黒川温泉に訪ねていただけるきっかけ作りになる。


3.「入湯手形」6ヶ月間の有効期限があるので、残った場合も次回訪問時に使用できる。


4.
「入湯手形」で3ヶ所利用可能となったことにより温泉街を多くの方が歩いていただけるようになり、お土産店や飲食店の利用率が向上し、温泉街全体活性化につながっている。


5.
「入湯手形」そのものが来訪記念のお土産として大人気になっている。

 etc.....







そして黒川温泉HPを見ていただくとおわかりいただけるように、温泉内の全ての宿の予約状況が確認できます。

これはできそうで決してできる情報提供ではありません。

温泉街が一つになって取り組んでいるからこそなせる技だと思います。


入湯手形に関しては北海道では現在、糠平温泉の一部の宿がそれに近いサービス提供をしようと努力されています。
私も今後是非応援させていただこうと思っています。




話は変わりますが私は以前北海道の温泉ホテルチェーンに宿泊した際、非常に不愉快な思いをしたことがあります。

北海道のテレビコマーシャルで良く登場する野●観●です。

10数年前宿泊した際の対応悪さがトラウマとなり、もう二度と行きたいとは思わなくなりました。


私がこの事を書いていてふと思ったのですが、建設業にもよく似た場面があります。

交通規制などの安全管理面などの工夫は本来そこを通行するドライバー歩行者のためにあるのですが、ややもすると発注者向に誇張した形骸化したものになっているものも見受けられます。


温泉ホテル従業員に対して

「あなた方の給料はお客様からいただいているものです」

と教育している経営者はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?


でも従業員意識からすれば

「給料は社長からもらっている」

と思っている方も多いのではないでしょうか。


もっと顕著なのが建設業かもしれません。

「自分の給料は社長(会社)からもらっている」

と感じている方が多いのではないのでしょうか。

でも実際、北海道で公共事業を中心で仕事をしている会社の従業員は

「自動車税やガソリン税等を納税している納税者(国民)から給料をもらっている」

という感覚で仕事をしていただけるならば、国民からの見る建設業のイメージも少しは変わるのではないでしょうか。

そのような現場における創意工夫は是非満点の加点を付与していただきたいものです。


私のお近くのあの巨匠も寛容な心の持ち主であり、そういった意識の元に実施される工夫が地域住民から暖かく受け入れられ、強いてはそれが高い評価点に結びついているのだと思います。


向いている方向を間違うと先日の船場吉兆のようにお客様から完全に見捨てられてしまう結果になります。





そして、今建設業はその意識に変わる絶好のチャンスだと私は思っています。


今回話が少し横道に逸れましたが「プロ意識に徹する」は商売を営む者としてどの世界にも共通した認識ではないでしょうか。

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