帯広広尾自動車道と電子納品
先日久々に道東の旅で帯広方面へ出掛けました。
札幌から帯広へは従来であれば国道274号日勝峠を経由するのですが、今回は道東自動車道トマムICから高速道路を利用しました。
このルートは交通事故多発地帯であった日勝峠を迂回できるため非常に快適なドライブウェイでした。
狩勝第1トンネルを抜け次の狩勝第2トンネルを抜けるといよいよ十勝へと入ります。
日勝峠越えと違い急カーブも急勾配もありません。
平成23年度には供用済の夕張ICとつながり道央圏と道東圏が通年で安全通行可能となります。
十勝に入ると高原風景が広がります。
従来の日勝峠越えに比べ格段に安全な走行が可能です。
国会で「熊しか通らない」と揶揄された高速道路はここです。
当時は供用区間も短く、現在も道央圏と接続されていないため多くの交通量がありません。
しかし平成23年度には夕張ICとトマムIC(トマムICと占冠ICは平成21年度供用開始予定)間が結ばれ、道央と道東の高速交通が可能となります。
さて、道東道帯広JCTから帯広広尾自動車道へ入ります。
ここは芽室帯広IC手前3kmです。
ここを走行して思い出した事があります。
帯広広尾自動車道の帯広JCT~川西IC間は2003年3月15日供用開始となりました。
帯広JCTと芽室帯広IC間の舗装工事は2工区あり、それぞれ北海道を代表するF建設とD工業をメインとする2JVが施工しました。
発注された時期は2001年度(ゼロ国)で、電子納品が工事分野において請負金額条件の下、本格化する時でした。
当社ではこの2JVの電子納品業務支援を担当させていただきました。
使用した支援ソフトはこちらでした。
操作性が高く、施工会社様から高い評価を得ました。
また電子納品成果物については検査時にその閲覧性が問題視されていましたが、このソフトでは検査用ビューアの自動作成機能があり、検査時発注者からも高評価を得ました。
現場で使用するソフトの善し悪しは、どれだけ実際の現場で揉まれているかによりユーザーインターフェースに大きな差が生じます。
私もこのソフトには高い評価をさせていただいています。
現在、電子納品業務は当たり前となりましたが、未だにその内容や基準について迷走を続ける部分もあり、この先の不安を感じずにはいられません。
今回、この完成した道路を走行しふとそんな事が頭を過ぎってしまいました。
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