2008年11月10日 (月)

帯広広尾自動車道と電子納品

先日久々に道東の旅で帯広方面へ出掛けました。
札幌から帯広へは従来であれば国道274号日勝峠を経由するのですが、今回は道東自動車道トマムICから高速道路を利用しました。

このルートは交通事故多発地帯であった日勝峠を迂回できるため非常に快適なドライブウェイでした。

狩勝第1トンネルを抜け次の狩勝第2トンネルを抜けるといよいよ十勝へと入ります。
日勝峠越えと違い急カーブも急勾配もありません。
平成23年度には供用済の夕張ICとつながり道央圏と道東圏が通年で安全通行可能となります。

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こちらは狩勝第2トンネル前です。




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十勝に入ると高原風景が広がります。
従来の日勝峠越えに比べ格段に安全な走行が可能です。



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国会で「熊しか通らない」と揶揄された高速道路はここです。
当時は供用区間も短く、現在も道央圏と接続されていないため多くの交通量がありません。

しかし平成23年度には夕張ICトマムIC(トマムICと占冠ICは平成21年度供用開始予定)間が結ばれ、道央と道東の高速交通が可能となります。

さて、道東道帯広JCTから帯広広尾自動車道へ入ります。

30_20081101_3km

ここは芽室帯広IC手前3kmです。

ここを走行して思い出した事があります。
帯広広尾自動車道の帯広JCT~川西IC間は2003年3月15日供用開始となりました。

帯広JCTと芽室帯広IC間の舗装工事は2工区あり、それぞれ北海道を代表するF建設とD工業をメインとする2JVが施工しました。
発注された時期は2001年度(ゼロ国)で、電子納品が工事分野において請負金額条件の下、本格化する時でした。

当社ではこの2JVの電子納品業務支援を担当させていただきました。
使用した支援ソフトはこちらでした。

操作性が高く、施工会社様から高い評価を得ました。

また電子納品成果物については検査時にその閲覧性が問題視されていましたが、このソフトでは検査用ビューアの自動作成機能があり、検査時発注者からも高評価を得ました。

現場で使用するソフトの善し悪しは、どれだけ実際の現場で揉まれているかによりユーザーインターフェースに大きな差が生じます。
私もこのソフトには高い評価をさせていただいています。

現在、電子納品業務は当たり前となりましたが、未だにその内容や基準について迷走を続ける部分もあり、この先の不安を感じずにはいられません。

今回、この完成した道路を走行しふとそんな事が頭を過ぎってしまいました。

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2008年8月14日 (木)

ALPSLAB Video

先月本州をマイカーで旅した際、助手席に設置したカメラで走行時の映像を撮ってきました。

帰って来てその映像をどのような形で記録に残そうかと考えていました。

以前走行経路表示に使用していた「ALPSLAB route」サイトを見ていたら新しい機能で「ALPSLAB video」があったので早速試してみました。

今までだとまず映像のみをネット上にアップし、それを表示させていました。


今回神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋)の走行を録画しましたのでそれを例に説明したいと思います。


■神戸淡路鳴門自動車道
(布施畑JCT~明石海峡大橋~淡路SA)
※映像のみ
今回の動画登録はYahooビデオキャストを利用しています。
その他YouTubeも利用できます。

 

これだけだと、途中の分岐標識等がない地点ではどこを走行しているかわかりません。
次に走行経路表示を見てみます。




■神戸淡路鳴門自動車道
(布施畑JCT~明石海峡大橋~淡路SA)
※ルート図のみ
走行経路がわかります。

今度これだけでは走行路面状況や周りの景色がわかりません。




そしてこれら2つを合体したのが「ALPSLAB Video」です。

合体したものをご覧下さい。

■神戸淡路鳴門自動車道
(布施畑JCT~明石海峡大橋~淡路SA)
※映像+走行ルート
走行経路表示と動画表示画面の大きさは走行経路画面右下の三角のボタンクリックで変更(入替)できます。



今までは映像にテロップ等を挿入し走行ヶ所の表示を行っていましたが、全体の位置関係が良くわからない場合も多かったのですが、このような表示方式は走行記録保存に有効活用されるものと思います。



さて現在のネット情報社会においてこのような記録方式は多方面で活用可能ではないでしょうか。


まず観光分野では沿線の絶景スポット迄の経路を、周辺の景色を堪能しながら誘導できます。
また写真では表現不可能な音声ガイダンスの取込が可能になります。
音に関して言えば、海岸線走行時の波の音牧場を駆け回る馬の声そしてご当地ソングがあればそれらを取込のも良いかもしれません。


また工事関連の分野では具体的な工事規制状況が周りの実写風景と連動し告知ができます。
イラスト等の静止画では実際の規制区間の走行感覚がつかみにくい場合も多いかと思います。


いずれにしてもこれらサービスが全て無料で利用可能な今の時代は恐るべしです。

折角の無料サービスですの利用しない手はないですね。

きっと多方面での利用事例ビジネスモデル構築が報告されるものと思います。



私も頭の中にも2~3つ程アイデアがありますので試行モデルを構築してみたいと思っています。

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