あっという間に恒例の建ブロの日がやってきました。
今回のテーマは「宮島宣言」です。
関係者以外の方にはこの「宮島宣言」が一体何のことおわかりにならないと思います。
ここで簡単に経緯をご説明させていただきます。
そもそも建設ブロガーの日(建ブロの日)とは、建設業に関したテーマを中心に熱き意見をブログ上に投稿し、その記事を通じその思いを同じくする全国に点在するブロガー、いわゆる建設ブロガーが2007年1月東京に集結し第1回目の建設ブロガーの会(オフ会)が開催された事に始まります。
会議は大盛況となり第2回開催は北海道でとの提案を受けCSH(CALSスクエア北海道)が主催し札幌をメイン会場として開催されることとなりました。
この北海道開催告知を建ブロメンバーが特定の日に一斉発信しようという企画になり昨年6月6日一斉投稿されました。
そしてこれを機に、毎月ゾロ目の日(土日祝日の場合は直後の平日)に、一つのテーマについて一斉投稿するというものです。
そして今年7月20日、「建設ブロガーの会in中国2008(瀬戸内海サミット)」と題し、第3回目となる会議が広島市にて開催されました。
今回は広島での開催という事もあり、山陰地方や九州から参加いただいた方もいらっしゃり、例年以上に盛会となりました。
会議前日(7/19)、広島市の繁華街である流川にて「前夜祭」が華やかに開催されました。
関係者一同こちらが会議のメインであったのではとの意見が多数を占めていました。(笑)
翌日(7/20)、広島市アステールプラザにて「本会議」が実施されました。
午前中3時間の予定でしたが、議論が白熱し時間が足りない状況でした。
参加された皆さんの熱き思いがひしひしと伝わってきたひとときでした。
その後9名の個性溢れるメンバーが宮島に集結し、引き続き熱き討論が行われました。
そしてその席上ここに「建設ブロガーの会」運営理念が採択されました。
まさにそれが「宮島宣言」なのです。

※この宮島宣言はオートシェイプの巨匠であるnikumaru氏デザインによるものです。
この日まで建ブロが個々の思いをブログにぶつけ、またオフ会において熱き意見交換を行ってきました。
今回ここ瀬戸内海サミットに集まった建ブロの思いをさらに前進させるため運営理念が発表され、これが宮島宣言となりました。
Communication
建設業に携わっている人々にエネルギーを与えるサイトを目指します。
Bind
企業の壁にとらわれず、志を同じとする人を集め結束します。
Share
意見交換を経ることにより、よりよき情報のシェアをはかります。
私たちは、この運営理念を掲げ、建設業のイメージを向上し、社会に貢献できるコミュニティを目指していきます。
平成20年7月20日 建設ブロガーの会 会員一同
いい言葉であり理念ですね。
さて、個々のブログで建設業に関連し熱き思いを投じていた仲間がここに集いその思いを一つにしました。
しかし、ここに集うブロガーがすべて同じ行動をする訳ではありません。
それぞれの立場において建設業の未来に向け発進し続けます。
今後は現在のメンバーに加え、思いを同じくする多くの仲間を迎えさらに熱き思いを意見交換していく事になるかと思います。
「建設ブロガーの会」は営利を目的とした会ではありませんので、企業広告や商品告知そして一方的な情報収集を目的とした参加についてはご遠慮いただいています。
現在のメンバーは大きく下記の3パターンに分類されるかと思います。
1.現在建設業もしくは建設関連コンサルタント業に従事する技術者の方
2.建設業に関連する業務を外部から支援・指導する業務を行っている方
(建設CALS/EC関連、電子入札・電子納品に関する業務等)
3.建設関連の報道、出版等の業務を行っている方
(業界新聞、業界誌、その他出版関連等)
基本的にはブログサイトを持ち記事を投稿されている方が主ですが、ブログを書かれていなくともコメント参加されている方もその対象となっています。
私の立場は上記2に該当します。
具体的には建設現場における電子納品関連の支援及び公的職業訓練機関主催による建設IT講座(CPDS認定)講師を主たる業務としています。
さて、この宮島宣言で採択された
Communication
Bind
Share
の3つの運営理念おいて自分にできる事を考えてみます。
(一部理想となる”夢”の部分も含まれますがご了承下さい)
メンバー一同の思いは「建設業を良くしたい」という点です。
今回の理念にある、Communication(会話)、Bind(結束)、Share(共有)は基本的要素であると思います。
そして私は近未来、Communication(会話)の”C"にCreation(創造)を付け加えたいと思っています。
今建設業が低迷する理由の一つに公共工事削減に対する受注減があります。
また受注できたとしても低価格で安全施工や完成品の品質に不安が残る場合もあります。
特に北海道に於いてはその傾向が顕著に表れています。
少ない仕事に多くの業者が殺到し、技術力を売りした企業、もしくは低価格による落札など両極の形も生まれつつあります。
受注する努力も大切です。
受注したら安全に所定工期内で完成させる事も大切です。
地域住民に迷惑を掛けず、社会貢献する事も大切です。
しかし、これはずべて仕事があってこその前提です。
でも仕事がないのであれが仕事を創る努力もどこかでなされるべきと私は考えます。
建設業は今何を為すべきか?
今一度考えて見る時期に来ているのではないでしょうか。
この会が発展するためには同時に建設業も元気でなければなりません。
思いを同じくする有志が今後大きな壁を乗り越えていくためにもより一層業種を越えた結束が必要となることでしょう。
決してこの会が自己満足型で完結することなく発展していく事を心より望んでいます。
私はその一部でも実現できるよう建ブロ会員として今後も活動を行って行きたいと思います。
最近のコメント