電子納品成果物とMICHIシステム合体
昨年度支援させていただいた電子納品業務はほとんど終了しているのですが、唯一残っているのがMICHIシステムとの合体です。
通常電子納品成果物CDは竣工検査時に持参しますが、このCD内にMICHIシステムデータが同時納品されている例は極めて少ないかと思います。
それは請負者の怠慢の場合もありますが、MICHIデータ(道路施設基本データ)内容を審査機関に提出し認証後でなければ合体できないからです。
通常電子納品支援において、成果物CD作成とMICHIデータ作成の担当者が違う場合が多く存在します。
今回私が担当させていただいた国道の年間維持補修工事の現場もそうでした。
3月の検査時には既に完成図書、写真等の電子納品成果物CDを作成し暫定的に発注者に提出し検査を終了しています。
MICHIデータは別の担当者(外注)の方が作成され、先日審査機関の認証が終了し現場代理人のもとへ戻って来ました。
現場代理人から私へ連絡が入り、電子納品成果品CD内に合体して欲しいとの事でした。
通常この手の合体は、MICHIデータを作成した側で合体していただいた方がスムーズに行えます。
その理由はMICHIデータ作成ソフト(道路施設基本データ作成ソフト)に合体機能があるからです。
しかし、両者のデータがあれば電子納品成果品CD側の担当者サイドでも合体できます。
その際は管理ファイル情報の内容に関して予備知識が必要です。
「INDEX_C.XML」、「OTHRS.XML」内容の修正が必要です。
テキスト形式のファイルですので、メモ帳等で書き換えができます。
しかしこの事を正しく理解できていない現場代理人の方も多く、外注したMICHIデータの原本ではなく、審査機関へ提出したファイル(電子納品する部分)のみをもらいその後の対応に苦慮しているようです。
できればMICHIデータ全体の原本データも今後のため受け取っておくと良いかと思います。
※ちなみにMICHIデータは通常「C:\Program Files\Shisetu内」にあります。
CALS/ECの専門資格であるRCEやRCIはこの事を良く理解していますので、合体に悩んでいる方はお近くの資格者へ相談されてみてはいかがでしょうか。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント