2008年6月21日 (土)

悩める現場技術者

昨年電子納品関連で支援させていただいた現場代理人の方から一昨日電話をいただきました。

何でも早急に話したいと事があるので一度会社事務所へ立ち寄ってほしいとの事です。

現在特段多忙の身ではない私ですので昨日行ってきました。



こちらの現場代理人さんは私自身高く評価させていただいている方です。
(私ごときが高い評価をしても何のメリットもありませんが・・・(笑)



事務所にかれこれ3時間程滞在させていただいたのですが、話の内容は多岐にわたりました。

会社の経営方針に関する将来の展望不安、そして対人関係に関するもの等でした。

建設業に従事されている方であれば大なり小なり感じている事ではないでしょうか。




この方が勤務する会社は現状経営不安など全くない優良会社です。
私もこの会社受注の多くの現場支援を何度もさせていただいています。


今回、現場代理人さんとお話させていただいた内容を書き出してみると・・・

1.最近の工事発注状況について

2.マスコミで取り上げられている談合問題について

3.電子納品支援ソフト、CADソフトについて

4.建設業の将来について

5.上司の管理能力について

6.自社の対外評価について
※JVを組んだとき相手の会社から「おたくは●●●な会社なんですね」と言われたが、私の目から見てもそうなのか聞いて見たかったようです。

7.創意工夫、地域貢献・社会性について

8.経営者は何を考えているか?
※一応私も経営者の端くれですので・・・(笑)

9.将来の夢(もし転職したら・・・)

etc.....


きっと第三者の(信頼できる?)私に愚痴をこぼしたかったのだと思います。




そして最後にこの方はこうおっしゃいました。

若い現場技術者ことをとやかく言う人がいるが、うちの会社に限って言えばみんな前向きで努力家が多いと思う。

また現場施工における創意工夫や安全管理に関するアイデアを多く持っているが、それを会社としてしっかり管理できる部署も責任者もいない。

会社では工事評点のボーダーラインが決められていて、それをクリアすべく現場に従事する者は総力を挙げ努力を続けているのです。

結果としてその成果はその現場限りの財産で終わってしまう場合が多い。

何とももったいない話なのです。

・・・(以下、略)




この話を聞いて私のすぐ近くにいらっしゃる創意工夫事例共有化を推進されるこの方を思い出しました。

他社との共有も大切ですが自社内で共有できていないのは全く論外なのかもしれません。



現場では前向きな考えで明日の建設業を憂慮する技術者が多いことを実感しました。


さて私は何をお手伝いしたら良いだろうか?



やはり建ブロへのお誘いが一番かも知れませんね。

その節は皆さんどうぞよろしくお願いいたします。




それでは。

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