2009年7月 2日 (木)

ゴッペカエスな

北海道の道路を走っていると難読地名に出会う機会が多くあります。

しかし地名以外にその意味が良くわからない内容の標識や看板を見る事があります。

国道229号せたな町を走行していると道路脇に次の看板があります。

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ちょっと見えにくいので拡大してみます。


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ゴッペカエスな ゆっくり走ろう!」

と書かれています。

もしかすると北海道の人間でもこの意味がわからない人がいるかもしれません。


皆さん、この意味がおわかりになりますか?



実は私、この言葉に馴染みがあります。

私の生家は農家で当時祖母が良く使っていたのです。

その使用例です。

食事準備中、魚を炭火で焼いていました。
ちょっと目を離した瞬間魚が焦げてしまい、炭状態になってしまい祖母が一言・・・

「いやぁやぁ~、ごっべかえしてしまったぁ!!」

という感じです。


「ゴッペカエス」とは

・大失敗をする
・大損をする
・取り返しのつかない事をする

etc...

と言うような意味で使われます。

という事で、北海道を車で走行される場合スピードに注意し安全運転でお願いします。

くれぐれも「ゴッペカエス」ことのないようお願いいたします。



■ちなみにこの看板がある場所はコチラです■

より大きな地図で ゴッペカエスな を表示

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2009年6月23日 (火)

国道279号 ※海上国道

北海道には総延長約6500km国道があります。


本州では国道が他県に跨っている事はごく当たり前の事ですが、北海道では基本的に国道の起終点が北海道内で完結しています。

しかし、3本の国道だけは北海道内で完結していません。

それは国道279号、国道280号、国道338号です。

今回紹介する国道279号を除き、国道280号及び国道338の国道標識は北海道内にないためお気付きにならない方も多いかと思います。

「ちょっと待って下さい、国道279号だって見たことないよ!!」

とおっしゃられる方も多いかと思いますが、これは標識があります。

それは函館駅前にあります。

国道278号を湯の川温泉方面から函館駅方向に向かうと次の道路標識があります。
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これでは標識がわかりずらいので拡大してみます。

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標識に従い左折すると、交差点に次の標識がありました。

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さらに写真をアップすると

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ここが国道279号の起点です。

起点は函館市電「函館駅前」でもあります。
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それでは道路標識に従って国道279号を辿ってみたいと思います。

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市電の線路に沿って直進します。

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道路標識では次の交差点を右折になっています。

標識通りに右折すると・・・

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あれれ・・・

この先は海ですけど・・・

もう少し進んで見ましょう。

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国道はこの桟橋で終わりになっています。

道路反対方向に振り向くと

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確かにここが国道279号であることに間違いありません。



実は国道279号の起点は北海道函館市ですが終点は青森県上北郡野辺地町となっています。

このように海で一旦国道が事実上寸断され、この区間をフェリー等を利用することを前提とした国道を「海上国道」と言っています。

前述した国道280号(起点:青森市、終点:函館市)、国道338号(起点:函館市、終点:青森県上北郡おいらせ町)も海上国道となっています。

しかし北海道内にはこの番号の国道標識は存在しません。

ちなみに国道280号は国道228号、国道5号と、また国道338号は国道279号と北海道内では全線重複しています。

重複国道では2つの国道標識が表示されている例もあるので、個人的には是非表示してもらいたいと思います。(笑)

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海上国道は全国に20路線以上存在します。

私が昨年走行した国道28号(起点:兵庫県神戸市、終点:徳島県徳島市)もそうです。
※写真は淡路島内を走行中です。
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今でこそ明石海峡大橋や大鳴門橋の開通により車で往来が可能となりましたが、それ以前はフェリーにより連絡していました。

また岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋も高速道路ではなく実際は国道30号バイパス(自動車専用道路)ですし、東京湾アクアラインも国道409号なのです。

国道ってこうして調べてみると結構面白いデータが詰まっていますね。

お子さんの夏休み自由研究の題材にいかがでしょうか?(笑)

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2009年5月17日 (日)

直線道路日本一

全国には「○○日本一」と言われる物が数多く存在し、町の観光名所になっている場合が多いかと思います。

皆さんの町には何かこのようなものがありますか?


私はどんなものでも我が町の観光資源として外向きに情報発信いただき大いにアピールしていただく事をお薦めします。

できればそれは最初から日本一を目指し意図的に造られたものよりは自然の流れで結果としてそうなったものが一番だと思います。



そんな北海道に「直線道路日本一」があります。

それは札幌と旭川を結ぶ国道12号にあります。
美唄市光珠内と滝川市新町間の延長29.2kmです。

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何故こんなに長い直線路になったのでしょうか。


北海道開拓の歴史の中で多くの道路が開削整備されて来ました。
ここ国道12号も例外ではありません。

モニュメントに記されていた沿革によると、明治19年(1886)北海道庁が開庁され岩見沢から旭川間のこの区間は上川道路と呼ばれ、樺戸集治監の囚人により幅1.8mで開削された事に始まります。

その後明治22年(1889)空知集治監の囚人の手により幅5.5mに改修されました。
この時明治21年の上川道路工事復命書の中に
「・・・・・・他日不十分ノナキヨウ、ナルベク直線道路ト為スヲ主トシテ、実測に尽セリ」とあったためこのような直線道路が出来上がった訳です。

私も土木技術者の端くれなのでふと思ったのですが、当時の測量技術でこれだけの直線を計測された事に敬服したいと思います。


さて直線道路日本一がここ北海道にある事がおわかりいただけたかと思いますが、日本一長い鉄道直線区間も北海道にあります。

JR室蘭本線の白老駅~沼ノ端駅間の28.736kmです。

大阪からの「トワイライトエクスプレス」、上野からの「カシオペア」、「北斗星」に乗車され札幌へ来られた方は知らない間にこの区間を通過されています。(函館方面からの特急列車も全てこの区間を通過します)

こうして見ると北海道の広大さを改めて感じていただけることと思います。

勉強家の方が多い建ブロ会としては、次回オフ会ではこのような土木施設も見学コースに組み入れたいと思っています。(笑)



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2009年4月28日 (火)

田中賞

田中賞」と聞いて反応された皆さん。

大変優秀な橋梁関連技術者の方ですね。

次の写真をご覧下さい。

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北海道室蘭市、室蘭湾(別名:白鳥湾)に架かる「白鳥大橋」です。

1998年6月開通しました。

この素晴らしい橋梁に対し翌年土木学会は白鳥大橋に対し「田中賞」作品として表彰しました。

その表彰状と楯のレプリカを白鳥大橋近くにある「道の駅みたら室蘭」で見る事ができます。

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道の駅入口の標識です。

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「田中賞」の表彰状です。

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田中賞」、楯のレプリカも展示されています。

土木屋は表彰されるために工事を施工している訳ではありませんが、公の機関から評価を受ける事はこの上ない名誉である事に違いありません。

土木技術者の皆さん!!

今後も安全施工にご精励願います

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2009年4月15日 (水)

ブログでわかる人間性 「番外編」

前回で終了したブログでわかる人間性シリーズ。

いつもの私の悪い癖ですが「番外編」をお伝えします。(笑)

ブログサーフィンをしてると思わず目が止まってしまうサイトに辿り着く事があります。
記事を読んでいくと管理人の隠れた才能に驚かされる事があります。

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2009年4月14日 (火)

ブログでわかる人間性 「コメント編」

「ブログでわかる人間性」シリーズ最終回は「コメント編」をお伝えします。

前回お伝えした「本文編」その2に於いて、私の期待通りにコメントいただいた方がいらしゃいます。

どちらかというと今回のシリーズは独立され仕事をされている方にご理解いただけたようですね。(笑)

ブログの3点セットである「タイトル」「本文」「コメント」・・・

ブログを書く者にとって「コメント」は大きな意味を持っています。

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2009年4月13日 (月)

ブログでわかる人間性 「本文編」 その2

前回に続き、「本文編」の2回目を書きたいと思います。

前回は人間性の全般論についてでしたが、今回はもう少し踏み込んだ個々論について書かせていただきます。

あくまでも私なりに感じた管理人の人間像であって、私が今まで生きてきた人生経験を元に勝手に書き綴ったものである点をお含みおき願います。

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2009年4月11日 (土)

ブログでわかる人間性 「本文編」 その1

前回、ブログでわかる人間性「タイトル編」をお伝えしましたが、最後に無理やり血液型との関係を書かせていただきましたが少々無理があったようですね。(笑)

今回はいよいよ「本文編」を書かせていただきます。

前回もお断りしましたが、このシリーズはあくまでも私個人の感想と思い付きを書いたものですのでその点をご了承願います。

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2009年4月 9日 (木)

ブログでわかる人間性 「タイトル編」

先日当ブログで書かせていただいた予告編記事「ブログでわかる人間性」

今回は一歩踏み込んで「タイトル編」を書いてみます。

★【お願い】
なお、予めお断りしておきますが、この記事内容は私個人の考えを述べたものであり、したがって何の根拠もありません。どうぞその点をお含みおきいただきお読み下さいますようお願いいたします。

 

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2009年3月26日 (木)

ブログでわかる人間性

ブログを始めてまもなく丸3年。


最近ブログサーフィンをし、ふと感じた事があります。
それはブログ記事を読ませていただきその人の性格や人間性が見えて来る感じがしています。



ブログを始めた当初、その文字遣い記事表現等から

「この人ってどんな性格・人間性の方なんだろう~」

と勝手に思いを馳せておりました。


そしてその後何人かの方と直接お会いする機会を得て、想像していた思いが確信に変わった方も多くいらっしゃいます。(笑)



私は中学生の頃、趣味としてアマチュア無線を始め、声を通じて電波の向こうにいる相手の人となりを想像していた事がありました。

しかしその後実際にお会いできた方々は、その声から想像する人間像が期待と反した方が多かったと記憶しています。
つまり”声”はあてになりません。(笑)
※決して悪い意味ではありませんので・・・


その点、文字の場合その人の性格が良く表れる気がしています。

時間を見つけて是非その辺りの事をじっくりと記事に書いて見たいと思っています。
まずは周りの建ブロの方々から・・・(爆)


という事で今回はその予告記事ということでよろしくです、(笑)

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