2009年2月21日 (土)

MICHIシステムの審査

北海道開発局では平成20年度の道路施設基本データ(MICHIデータ)審査窓口が一元化されました。


そして私が現在支援させていただいている現場代理人宛に先日この通知がメールで届きました。

私自身、この通知を大変待ちわびていました。


通知文を読んで少々気になった部分がありました。

「なお、平成19年度まで審査機関が実施していました「道路施設基本データ」作成に係る支援作業(問い合わせ対応等)については、平成20年度から行わないことになりましたのでご了解願います。」


しかし今後どこが支援を行うかの記述がありません。

もしかして発注者宛への質問を含め「どこにも問い合わせてはいけない」というニュアンスでしょうか。



工事は今週初め完了検査を終えたのですが、電子納品成果物とMICHIデータを要領(案)に則り同時提出すべく昨年より準備を進めてきました。


実際私が現在支援させていただいている現場のMICHIデータで次のような事例がありました。





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2009年1月15日 (木)

道路施設基本データ(MICHI)

平成20年度も残すところあと僅かとなってきました。

道路舗装工事を中心に道路関連工事を施工されている多くの方が道路施設基本データ(MICHI)を作成されていることと思います。


北海道開発局では昨年度まで各開発建設部ごとに道路施設基本データの審査機関が指定されていました。
しかし、今年度からその審査機関が一本化されるようです。

発注監督員に確認したところ正式な発表はこれからのようですが、年度末を迎えこれから提出される方も多いと思いますのでその周知徹底を早くしてほしいものです。


基本的には図面、書類、写真の電子化された成果物とMICHIデータを合体し電子媒体で提出するルールになっているのですから、MICHIの審査結果が工事の竣工検査前に届かないと間に合わない事になります。

しかし実態は間に合わないのが当たり前になっているように思います。
請負者の中には最初から「MICHIはどうせ時間がかかるから竣工検査が終わってから・・・」と言っている人もいるぐらいです。

審査機関の側でも当該工事の竣工検査がいつ行われるかは恐らく全くと言って良いほど考慮されていないと思います。

実際私が2006年度発注(2007年3月・ゼロ国)工事のMICHI審査を工期末前の2008年1月に提出していたにも関わらず審査が完了して戻って来たのは昨年の12月下旬です。
その間新しい審査機関の選定(入札)中で審査は一部停止状態にありました。

私もCALS/EC資格者の一人として日頃依頼者に対しては「電子納品は基準・要領(案)を理解しそして正しく納品しましょう」と指導しています。

でもその約束を破っているのは請負者ではなく発注者サイドのように思えます。

審査に時間を要する事は一部理解できる部分もありますので、竣工検査時にMICHIデータと合体した電子媒体提出が無理であれば、この部分に関する記述を除外していただければと考えます。

発注された工事に対する基準・要領(案)に対し一連の業務の整合性を感じられないのはいかがなものでしょうか。


本日は久し振りに辛口の意見を書かせていただきました。

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2008年5月13日 (火)

電子納品成果物とMICHIシステム合体

昨年度支援させていただいた電子納品業務はほとんど終了しているのですが、唯一残っているのがMICHIシステムとの合体です。

通常電子納品成果物CDは竣工検査時に持参しますが、このCD内にMICHIシステムデータが同時納品されている例は極めて少ないかと思います。

それは請負者の怠慢の場合もありますが、MICHIデータ(道路施設基本データ)内容を審査機関に提出し認証後でなければ合体できないからです。


通常電子納品支援において、成果物CD作成とMICHIデータ作成の担当者が違う場合が多く存在します。

今回私が担当させていただいた国道の年間維持補修工事の現場もそうでした。


3月の検査時には既に完成図書、写真等の電子納品成果物CDを作成し暫定的に発注者に提出し検査を終了しています。

MICHIデータは別の担当者(外注)の方が作成され、先日審査機関の認証が終了し現場代理人のもとへ戻って来ました。


現場代理人から私へ連絡が入り、電子納品成果品CD内に合体して欲しいとの事でした。


通常この手の合体は、MICHIデータを作成した側で合体していただいた方がスムーズに行えます。
その理由はMICHIデータ作成ソフト(道路施設基本データ作成ソフト)に合体機能があるからです。



しかし、両者のデータがあれば電子納品成果品CD側の担当者サイドでも合体できます。

その際は管理ファイル情報の内容に関して予備知識が必要です。


「INDEX_C.XML」、「OTHRS.XML」内容の修正が必要です。
テキスト形式のファイルですので、メモ帳等で書き換えができます。


しかしこの事を正しく理解できていない現場代理人の方も多く、外注したMICHIデータの原本ではなく、審査機関へ提出したファイル(電子納品する部分)のみをもらいその後の対応に苦慮しているようです。


できればMICHIデータ全体の原本データも今後のため受け取っておくと良いかと思います。


※ちなみにMICHIデータは通常「C:\Program Files\Shisetu内」にあります。



CALS/ECの専門資格であるRCEやRCIはこの事を良く理解していますので、合体に悩んでいる方はお近くの資格者へ相談されてみてはいかがでしょうか。

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